瑞雲山 吉祥寺について
宗旨 | 曹洞宗 |
名称 | 瑞雲山 吉祥寺 (ずいうんざん きちじょうじ) |
ご本山 | 大本山永平寺 大本山總持寺 |
ご本尊 | 地蔵願王菩薩 |
當山は西暦1612年、江戸時代初期に開創された曹洞宗の寺院です。
曹洞宗は、一仏両祖のみ教えに遵う宗派です。
一仏はお釈迦様のことで、両祖とは
永平寺をお開きになられた道元禅師(どうげんぜんじ)さまと
總持寺をお開きになられた瑩山禅師(けいざんぜんじ)さまのことです。
吉祥寺の本尊様は「地蔵願王菩薩」(じぞうがんのうぼさつ)様をお祀りしております。
お蔭様で平成24年(2012年)に開創四百周年を迎え、その記念法要として
當寺二十四世の晋山江湖会(しんさんごうこえ)、報恩授戒会(ほうおんじゅかいえ)を修行いたしました。
檀信徒皆様、有縁皆々様の日頃のご法愛、お力添えに厚く御礼申し上げます。
吉祥寺御朱印
さて、當山のご開山は、養山芳育(ようざんほういく)大和尚で、三原市本町、宗光寺二代目ご住職でした。
開基家は竹内家とされ、高雲院機外要全居士・清光院賢室良性大姉はじめ、ご先祖代々に日々感謝申し上げております。寺史・寺伝に、
「當山境内地辰巳(南東)ハ、山高ウシテ瑞雲天ニ聳エ、麓ハ清涼トシテ吉祥ノ水深ク、究竟ノ佛地ナリトテ 瑞雲山吉祥寺ト号ス」
と記されております。
この地は、方角や環境面において、お寺として相応しい場所にあり、山より清らかな水も湧き出て、仏法を伝えるには申し分の無い最適な場所であると考えられ、「瑞雲山吉祥寺」として建立されたのです。
今後も皆様と共に、この恵まれた環境の中、一仏両祖のみ教えを大事に護り傳えてまいります。
観音堂
創建時期は不詳ですが、正面に観音菩薩像が祀られ、明治時代には、同25年にご遷化された「法山恵戒尼首座」がお護り下さっていた記録があります。
昭和期には、境内拡張に伴い昭和13年に現在位置に移転新築、観音講も組織され、熱心な信者様が定期的にお参りされていた歴史もございます。
平成24年に再建し、現在は家族葬やご法事でご使用いただく事も多いお堂です。
金毘羅堂
小さなお堂ですが、當山の鎮守堂として、古くから大事にされております。
正面には金毘羅大権現の仏像を安置し、「金毘羅大権現」並びに「秋葉三尺坊大権現」の真牌をお祀りしてございます。
金毘羅大権現には、海上安全・五穀豊穣をご祈願し、秋葉三尺坊大権現は、古来より火伏のご守護として私たちをお守り下さっております。
地蔵堂
寺院参道を上りきった右側、墓地参道の入り口付近にあるお堂です。
「六地蔵さん」として親しまれ、墓参の折には皆様よくお参りされています。
特に納骨の際には、お地蔵さまに「六道だんご」をお供えし、ご先祖様が困難な道へ迷うことのないように、お祈りされています。